11.2015(sat)

 対岸を歩く。
 ザリガニの群れのような建機センター。流れる車列。清掃センターの煙突が点滅をまとって、高圧電線は向こう岸へと続いてゆく。

 丘にへばりつくようにして家々は広がり、残された緑も今や切り崩されつつある。建設機械はここからは見えないけれど、それらが確実に稼働していることを僕は知っている。

 たまに聴こえる風を切る音が、新幹線によるものだということを、この日を境として僕は意識するようになった。

 この街はだからそれくらい静かだ。