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貝塚

印象:
・故障が多い装置:
 ・巨大

 ・間違いと間違いが打ち消し合い
  正解を生み出す
 ・全容は
  誰も知らぬ
 ・形状:
   巨大な筒
   cf.偕老同穴
   細く繊維が撚り合わされ
   構造を形成
 ・人間が居住

印象:
・読み捨てられた本
・その姿態
・死体とも
・排泄物:
 行為の結果として残る
・動物的習性

印象:
・丸まった大鋸屑のような、
 褐色をした塊の数々
・巣の周囲に
 積み上げられる
・ひとつもどる
・連結:
  読書の結果、
  何者かが何者かに働きかけ
  それは生成された
・記憶:
  その物質的根拠:
   記憶領域に書き込んでゆく

印刷工場:

活版印刷の緩やかな死
その替わりとして
一切が書かれ
また
印刷される世界

インクからプラスチックへ、鋼鉄、そして心筋細胞へ
紙ではなく、当然として空間

グランド・デザイン:

デザインもまた
版図を拡大する

布地や建材を扱うのと同じ手つきで彼らは
人間を自由に伸ばし
接合し
切断する

ここではまずデザイナーがあらわれ
ライターが仕事をして
プリンターが機能する

剽窃が罷り通り
信用もまた定量化される

一切は自由に組み上げられ
解体される

ロスは少なく
速度は早く

連結された意識はますます盲目的に
うめき声だけを漏らし続ける

判断は常に価値に関わる
価値観はただ
判断に依って示される

デザインとは
判断の集積であって
その実、価値観を多分に含む

感性と理性を二分してはいけない
それらは結局のところ、同一のものだ

美しさが何よりも優先される世界があったとしても
おそらくはこことそう変わらないだろう

模倣品を量産するプログラム

基本セット

ゾンビ:理性を失った死体

生体から本能を奪ったら?

逆ゾンビ

本能と理性の拮抗が人間。というありがちな答え

主は生命に拮抗を与え給うた

我らの生の律動は、抑制と解放の連続としてある

汝が抑制のヴェールが薄くかけられた身体

汝が身体。抑制のヴェールが

感情移入の鍵はなんでもいい

ミラー回路
報酬系

自然言語の欠陥
因果を一対一で紐付けしがち

投げかけられる声の波紋は、設計者の企図に忠実な反射を繰り返しながら広がり、まばらな聴講者たちの耳介に拾われては打ち捨てられ、それでも消え入ってしまうことはせずに、塵芥と一体になって床に降り積もり、そうして学生を咳き込ませ、緩慢に窒息へと追い込んでゆこうと試み、これにはある程度の成功を収めはするのだが、より強い音の波、終業時刻を告げるけたたましいブザーによって掻き消されて、すんでのところで多くを取り逃して……